弓のポーズ
背骨強化シリーズ最後、四つ目は弓のポーズです。ここまでで背骨の下・上・真ん中と順番に使ってきて準備が整いました。このポーズで背骨全体を一度に強化します。 弓のポーズのやり方 弓のポーズのやり方を順番に見ていきましょう。 やり方①:足を掴む あごを床につき、両膝を曲げ、つま先から5センチ下のところを持ちます。手の指は揃えましょう。 やり方②:肺いっぱい息を吸う 視線は天井。鼻から深い呼吸をして、肺に空気をためます。 やり方③:両足を蹴り上げる 足を蹴り上げると上半身も上がってきます。涙の雫のような形を目指しましょう。20秒キープ。 20秒蹴り続けたら、ゆっくり両足を下ろします。ここまでが弓のポーズのやり方です。腕と足を伸ばし、20秒リラックスしてください。 弓のポーズの効果 背骨全体の強化 腰痛・脊柱側彎症・脊柱後彎症の改善 背骨への血液循環を高め、脊髄神経を活性化 肺を拡張し、酸素吸入量アップ、気管支炎・閉塞性肺疾患にも効果 大腸・小腸・腎臓・脾臓を刺激し機能改善、消化不良・便秘・拒食症・糖尿病にも効果 腹筋・上腕・太もも・腰を強化 股関節・肩甲骨・広背筋・三角筋・僧帽筋の柔軟性向上 弓のポーズのコツ・ポイント 弓のポーズのポイントを説明します。 膝を開かない 天井を見る 上記の2つが特に大切なポイントです。膝を開くと腰ばかりに負荷がかかりますので、手と膝の幅は15センチをキープしましょう。鏡を見たくなってしまいますが、視線は天井です。いつか自分のつま先が見えるようになるはず! 弓のポーズができない時は ただの後屈ではなく重力に逆らう後屈ですので、100%の力では足りません。110%の力で強く蹴り上げてください。