ここから背骨強化シリーズがスタート。
シリーズ4種類中、ひとつめはコブラのポーズです。
背骨の下部に特に作用します。
26ポーズの中で、正しく行うのが最も難しいとも言われています。

コブラのポーズのやり方

同時にやることがたくさんあります。

やり方①:うつ伏せで顎と手を床につく

手の位置は胸の真横、指先と肩が同じライン・小指と三角筋が同じラインです。脇を締めましょう。

やり方②:下半身でコブラのしっぽを作る

つま先・かかと・内ももを揃え、お尻をカチカチに引き締めます。

やり方③:背筋で上半身を上げる

天井を見ながら、ひじが直角になるまで、へそより上を床から浮かせます。そのまま20秒静止。

以上がコブラのポーズのやり方です。
体を起こすとひじが開いたり、ひじを閉じると肩が上がったり、肩を下げると足が開いたり・・・
ひとつ進むとひとつ緩む、ということがよく起こります。
全てを同時に行いましょう。

コブラのポーズの効果

  • 脊椎特に下部の強化・柔軟性の向上
  • 腰痛・リウマチ・脊柱関節炎・脊柱側彎症・脊柱後湾症に効果的
  • 月経不順・月経困難症・生理痛の緩和
  • 消化不良・食欲不振の改善
  • 三角筋・僧帽筋・三頭筋の強化

コブラのポーズのコツ・ポイント

意識するポイントが多いのが、正しく行うことが難しいとされる所以です。

  • 肩を下げる
  • ひじは直角
  • 足を1本に

この3点は特にがんばりましょう。
どうしても怒り肩になりやすいです。
ひじが直角になるまで上体を上げないと背骨の下部に効きません。
両足は揃えるだけではなく下半身をお尻まで引き締めて1本にキープします。

コブラのポーズができない時は

背筋力だけでは体を起こすのが難しい場合、少し腕の力も借りましょう。
手で床を押し、おへそから上が床から離れるまで上半身を反らせます。
腕力だけになってしまわないよう気を付けてください。