立位開脚で体の背側を伸ばすポーズ
Standing Separate Leg Stretching Pose (Dandyamana Bibhaktapada Paschimotthanasana)立位開脚で体の背側を伸ばすポーズ 体の背面を、上から下までくまなくストレッチするポーズです。最終的には、両足がまっすぐ・背中がまっすぐのまま完全な二つ折りになって、おでこと床がくっつきます。ただし、絶対に膝を曲げてはいけません。このポーズでも、最初から最後まで膝をロックしておくことが大切です。 ポーズの効果・太ももやふくらはぎの筋緊張を改善する・足首,股関節,骨盤,下部脊椎とその周辺の筋肉の柔軟性を高める・坐骨神経と脚の腱を伸ばし強化する・坐骨神経痛の治療,予防・内臓腹部器官(特に大腸,小腸)の機能を助ける。胃酸過多にもよい・横隔膜を強化する・便秘,腹部肥満の改善・脳への循環を高め、物忘れ,心因性うつ病にも効果・顎を前に出すと両副腎への循環が高まり、機能向上につながる 最初のうちは、かかとを掴むことも難しいです。足の幅を大きくするほど伸ばすのが簡単になるので、大きく開いてみましょう。かかとが掴めなければつま先に近いところを、そこも掴めなければ手を床についてください。大切なのは、ポーズの間中ずっと膝をまっすぐ伸ばしロックすることです。無理やり引っ張るのは禁物。お尻や脚のスジを傷めてしまいやすいので、ここでも呼吸と一緒にゆっくりと行います。 練習によって少しずつ柔軟性が向上し、かかとが掴めるようになり、いつかはおでこが床に届くでしょう。たとえ今はおでこと床が遠かったとしても、正しく行えばポーズの効果は100%得ることができます。少しずつ伸びていく、ご自身の体を楽しんでください。

